こんばんは!
暑い日、寒い日は家に籠っていたいですよね!
ちょっとだけ文学なんて読みたいな…
でもどれが面白いんだろう?おすすめなんだろう?と思ったことはありませんか?
各作者ごとに、読み易さ、表現力やストーリーの面白さなどから実際読んで決めました!
芥川龍之介
地獄変
高名な絵師だけど貪欲で嫌われ者の良秀と、唯一良秀がかわいがる周囲から愛される娘がいた。彼の有名な絵の一つ、「地獄変」という絵を依頼された。ある日、良秀の愛娘が目の前で車ごと燃やされて?!その時良秀は…?
「羅生門」や「鼻」、など有名な古典をもとにしたような作品はありますが、面白い、というか心に残る、深い作品はこれだと思います!
芥川龍之介全集を読んで決めた一作です!
ぜひご一読を!
他にも「芋粥」「奉教人の死」「蜘蛛の糸」「杜子春」
尾崎紅葉
金色夜叉
まず最初の一ページを読んでみてください!尾崎さんの表現力で物語に引き込まれます!
主人公がうじうじしてる東大生の婿養子候補?と美人で自分に自信がある裕福な家の一人娘の恋物語。ドロっとしてるけど言葉の選び方と、それぞれの道を進む力強さがカバーしてつい読んでしまいます!
尾崎紅葉と言えばこれ!という作品です!
坂口安吾
堕落論
「堕落」の意味、筆者の考え方にハッとさせられる作品!こういう考え方があったのか!とか、独特な言い回しが癖になります!
読み直せば読み直すほど言葉の深みがにじみ出てきて、飽きません!
中学の頃に読んだ筆者は若干厨二病なるものにかかっていたのかも…。
「白痴」「日本文化史観」「桜の森の満開の下」が代表作ですが、筆者自身の考え方がもろに現れているこれは一度読んでもらいたい作品!
森鷗外
山椒大夫
父親を捜すため旅に出る母と子ども。人買いに騙されて母と姉弟は離れ離れに。
奴隷として売られた姉妹の運命は…?
しっとり読みたいときにオススメ。
「舞姫」でお馴染みの森鴎外ですが、一風変わったお話だなあと思い選びました!
森鷗外全集のなかから選んだ一作です!
他には、「高瀬舟」なども。
梶井基次郎
桜の樹の下には
不思議な感性を持った梶井さん。桜の神秘性と、筆者の観察力、想像力が合わさって幻想的なふわふわした、けどほの冷えるものがある不思議な文章です!ぜひ一度読んでみてください!
ちょっと怖いので夜に読むのはおすすめしません!笑
「檸檬」が代表的ですが、あまりにも檸檬について詳しすぎるというか独特の感性すぎるので、桜の樹の下には、のほうが感覚がつかみやすいかも…?
他には「Kの昇天」など。
中島敦
名人伝
中国の古典をもとにした作品。弓の名人になるための修行をする主人公。
魔法?仙術じみたものが出てきてライトノベルにも出てきそうな読み易く軽い作品です!
山月記。李陵。は少し重く悲しいお話でしたが、名人伝ならパパっと楽しく読めるかな思います!
中島敦全集のなかから選んだ一作!
他には「山月記・李陵」
夏目漱石
吾輩は猫である
猫が主人公になって、人の世をちょっと捻くれた厭世的な目で眺めた作品!
冒頭は有名ですが、最後まで読んだ!という方は案外少ないのではないでしょうか?
偉そうな口調の猫ですが、猫だと思うとかわいく見えてきます!
猫好きにはたまらない!
「坊っちゃん」「草枕」など有名作品は数多くありますが、これをおすすめします!
文学作品を読むきっかけ
実はアニメから…?「文豪ストレイドッグス」
ちょうど中学の頃連載していた漫画がアニメ化し放映されていたんです。
名前は「文豪ストレイドッグス」
主人公は「山月記」の中島敦!
小説家が自身の作品のタイトルの異能力を持って戦う異能力バトルアニメ!
マフィア側と政府組織側に分かれて戦闘を繰り広げます!
かっこいい男性キャラが大勢いたのですが、だんだんと「この異能力(作家さんの作品名)の由来ってなんだろう?」と作品名のほうに目が行くようになり…!
気づいたときには文学作品世界への扉を開けていたというわけです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!まだまだオススメの本をご紹介していけたらなと思っているのでどうぞよろしくお願いします!