燃えよ剣！新選組結成までのあらすじを３コマ絵画で解説！あらすじは詳説！

まもなく公開される司馬遼太郎作：燃えよ剣。

あらすじと中～重度の新選組ファン(自称)の私が歴史と見どころを紹介！

30秒あらすじ
映画　公開日
新選組ができるまで(詳しく知りたい方へ)
新選組ができるまで(たった３コマ解説)
諸々歴史用語解説！(読み飛ばしても大丈夫)
見どころ
新選組解散まで

30秒あらすじ

武州多摩(東京都西方面)に生まれた農家の息子、土方歳三。小さい頃からやんちゃなイケメン。だけど「武士になる」という夢を叶えるため、江戸の仲間と新選組に。
徳川幕府の後ろ盾を得て、京都の警察組織となる新選組。その副長を務める土方。
誰よりも厳しく、「武士たる武士」であり続けようとした土方。人斬り、暗殺、切腹、隊内の汚れ仕事まで一手に引き受ける。
拡大していく新選組だったが、倒幕に押され鳥羽・伏見の戦いが起きて…？土方の愛した女性お雪さんも戦いに…？

映画　公開日

全国東宝系にて！
2021年10月15日公開！

新選組ができるまで(詳しく知りたい方へ)

文久２年(1862年)　江戸幕府が徳川家茂の京都上洛に伴い、将軍警護の名目で浪士を募集。
　　　　　　　　　※庄内藩郷士：清河八郎の策

文久３年(1863年)　集まった200名あまりの浪士達が「浪士組」と称して中山道を通り京都へ。
　　２月　　　　　　　浪士取締役に、松平上総介。鵜殿鳩翁、窪田鎮勝、山岡鉄太郎、松岡萬、中條金之助、佐々木只三郎が任命。

京都到着後

発案者清河八郎は、勤王勢力側で、浪士組を天皇配下の兵力にしようとする裏切者だったと判明。
結果、一旦浪士組は江戸にもどる。

一方、近藤勇、土方歳三ら試衛館派と、芹沢鴨ら水戸派は京都に残留。

鵜殿鳩翁は、殿内義雄、家里次郎に残留者を募らせる。
結果：試衛館派、水戸派、殿内含む根岸友山派などが壬生村(京都)に残る。
　　→根岸派は直後に脱退。殿内・家里は排斥。

３月　　「壬生浪士組」(精忠浪士組)を結成。
　　　　　公武合体に基づく攘夷断行の助力が名目。

(江戸にもどった人々は「新微組」を結成)

「壬生浪士組」は壬生村の八木邸・前川邸・周辺を「屯所」にし、隊志募集をする。
→36名程の集団になり、京都守護職兼会津藩主「松平容保」から不逞浪士の取り締まり・京都市中警備を拝命。

４月：大阪の両替商平野屋五兵衛が100両提供させられ、「壬生浪士組」の隊服、隊旗を整える。
　　　隊規の制定に取り組む。

６月：大阪相撲力士と乱闘になり力士を殺傷。奉行所は力士側に非があると判断。壬生浪士組は50両を慰謝料として受け取る。

８月：芹沢鴨らが、京都の生糸問屋大和屋庄兵衛に金策を謝絶される。立腹した芹沢鴨は相手の屋敷を一晩で焼き尽くした。
これに怒った会津藩主松平容保は近藤らに芹沢鴨の処分を命じる。
※一説では無実だという声も。

「八月十八日の政変」で活躍。
「新選組」を拝命。武家伝奏か、松平容保(会津藩主本陣の警備部隊名)から賜ったそう。

９月：近藤・土方ら試衛館派が八木邸宅で芹沢鴨、平山五郎を暗殺。平間重助は脱走

12月：野口健司は切腹

これより、「新選組」は近藤一派の独壇場

この時からの新選組がよく聞く新選組のことを指し示しています。

新選組ができるまで(たった３コマ解説)

庄内藩の武士、清河八郎。
「将軍を護る警備隊を作ろう！」

↓

将軍の側近に提案して可決。浪士組を募集。

京都まで言ったものの、清河八郎はまさかの倒幕派。

浪士組は分裂、混乱。

京都に残ったのが土方、近藤ら試衛館派、芹沢鴨ら水戸派、その他若干名。
→「壬生浪士組」に改名。

お金が支給されないので、商人から100両(今でいう500万程※諸説あり)せしめる。
隊服と隊旗ができた！

その後京都で活躍して「新選組」の名前を貰う！

諸々歴史用語解説！(読み飛ばしても大丈夫)

試衛館派：近藤勇、土方歳三、沖田総司、山南敬助、斎藤一等が主なメンバー。
　　　　　後の新選組の母体。
　　　　　元々、試衛館は道場の名前で、みんなそこで剣道、武道を一緒に習っていた。

水戸派：芹沢鴨が中心。途中で試衛館派によって暗殺されてしまう。
　　　　茨城県水戸市付近で力を持っていた。

八月十八日の政変：堺町御門の変・文久の政変とも。

当時の天皇・会津・薩摩藩らの攘夷(穏便に外国を排除する)を幕府に委任する勢力が、
一部公家と長州藩ら攘夷(積極的に外国を排除する)＋倒幕の勢力を朝廷(京都)から排除した事件。

京都御所の入り口を幕府軍と新選組で封鎖し、長州藩とその一味を入れないようにし、新選組が京都市中を巡邏した。