出発!
早朝から慣れた道を通り駅へ向かう。
軍事博物館やアレクサンドロス3世の橋なんかを見て眼福だった。ただ歩いてるだけなのに楽しいってやっぱりパリっていいなと思う。パリか京都に住みたい。
今回は郊外まで出るのでナビゴではなく、切符を買う。ヴェルサイユって駅名が2つもあって、どこで降りればいいの?google先生に感謝である。パリ郊外に向かう列車はどちらかというと特急列車のような内装で初めて見る感じのものだった。
窓辺からの景色をぼんやりと眺めていると郊外というのはどこも変わらないのだなと思う。ただ、並ぶ家々がレンガ造りの薄橙であったり白であったり、屋根が薄い赤であったり所々が日本と違っていて面白かった。
乗り換えに数分待ちだったのだが、寒さが尋常じゃない。雪も降っていない晴天の朝なのにマフラーと手袋が欲しくなるくらい寒かった。
ヴェルサイユついた~!って思ったけどやっぱり人多いなあ。
ヴェルサイユ宮殿
横幅が電車3両分くらいはありそうな幅の大通りに出る。真正面にどっしり待ち構えているような宮殿が現れた。道路にそのまま続く巨大な門と前庭、奥に聳える端の見えない宮殿。屋根と装飾が太陽に照らされて光を反射し、宮殿自体が光っているようにみえる。
入口は人3人くらいの幅のこじんまりした通路からだった。元々は何に使われていたんだろう。でも天井が高い。自分が余計に小さく見えてくる。通路を曲がると礼拝堂が見えた。豪奢なパイプオルガンと天井画が優美な空間だった。演奏も聞きたかったけどまだ始まらなさそうだから先へ。
各部屋に家具や絵画が飾ってある、肖像画が殆どだ。
王の部屋に辿り着いた!教科書で見たやつ!思ったより部屋が小さいことに驚いた。部屋が広すぎると落ち着かないのはどんな人も同じなのかなあ。でも赤と金!で埋め尽くされていて、端々から高級感が滲み出ている部屋だった。
隣は王妃様の部屋。心なしか王妃の部屋の方が装飾がとても豪華な気がする。それに白を基調とした部屋で上品で可愛い。私もこんな部屋に住みたい。
さて次の部屋へ、と回廊「鏡の間」だった。天井画で埋め尽くされ縁には装飾がびっしり施されており、いくつものシャンデリアが吊り下げられ、光がキラキラと取り込まれている。両脇に彫像が立ち並び、その一つ一つが丁寧に彫り込まれている。夜だったらもっと綺麗なんだろうなあと想像してしまう空間だった。
後半はナポレオンの部屋だった。なんというか「オレ!」と自分を強調しているような感じが見て取れる絵画だった。絵に人柄って出るもんなんだなあと思う。
おなかが減ったので宮殿内のレストランへ。結構並んでたけど、空腹には変えられない。
キッシュとデザートを頼んでみた。どっちもとても美味しい!特にデザートのベリームースケーキはほっぺたが落ちるほど美味しかった。フランボワーズとベリーとバニラの香りとその他いろんな香りが混じってなんともいえない不思議な良い香りに控えめな甘さのムース、幾層にも重なっているムースやソースはバランスが取れすぎている美味しいケーキだった。
帰りの電車は疲れすぎて爆睡。
オルセー美術館
それでも体力を振り絞ってオルセー美術館に向かう。やっぱり並んでいた。開館時間と休館日の兼ね合いでこの日しかこれなかったのだ。
ここのモネとゴッホが見たいらしい。私が好きなのはフェルメールなので、取り敢えずゆっくり鑑賞することにする。やっぱり絵を間近でしかも大量にとてもいい作品を見ることができるのはいいなあって思う。ここに住んでいたら絵が上手くなるのも納得だなと思ってしまう。人口密度高すぎて暑かった。
因みにフランスで一番困ったのはお土産である。ブランド物はどこでも買えるし…せめて観光地のロゴが入ったお菓子とかマグカップとかあるといいんだけど、丁度いいものがないんだよねえ。
おすすめ旅行ガイドブック
いくつか買ってみて、実際に現地まで持って行って便利だったものを2つピックアップしておきます!
・こちらのarucoパリは写真が多く、観光地やお店の雰囲気が分かりやすい
・軽くまとめてあるので読みやすい
・薄いので軽くて持ち歩きやすい
・雑誌についているミニ冊子の地図が見やすくて使いやすい
と、実際使っていてよかったところです。これ一冊でも事足りるかな、という感じは正直あります。リンクはkindle版ですが、私は紙の本を買って持って行きました。
旅行中も持ち歩きましたが、まあお守りみたいなものです(笑)
基本的にgoogle mapに頼って移動したのですが、頭の中に地図をイメージするときにミニ冊子があったので分かりやすかったです。
・とりあえずこれ一冊あれば全部わかる
・特に交通手段が細かく書いてある
・おすすめの飲食店も多く掲載されている
ちょっと分厚いのですが、結構様々な情報が載っていて便利です。とりあえず持っておけばあらかた調べられます。スマホでまず何をどう調べればいいのかわからないという、何も知らない状態から入る方にはおすすめだと思います。
こちらも現地まで持って行きましたが部屋の中で確認する程度でした。
どちらもあって損はないと思います。最後にこれから行く方へ。挨拶を忘れずにボンジュール、ボンソワールから始めるととってもにこやかにお話ししてくださいました!
ここまでお読みいただきありがとうございました