今回は史実に基づいた新選組。史実から外れたフィクションの新選組。バッドエンド、ハッピーエンドどちらもご用意しました！
闘鬼 斎藤一 吉川永青
主人公は人斬りの斎藤一。強い者と相対し、殺し合いをすることに楽しさと生きがいを感じてしまう。
剣と武道がなによりも大事な斎藤一。
その結果が、もとよりの才能も混じってか、最強格の剣客。
物語の中で垣間見える凄みのあるかっこいい斎藤一にときめく一冊！
一刀斎夢録 浅田次郎
浅田次郎さんの作品です。主人公は斉藤一！新選組副長助勤三番隊隊長さんですよ！
暗殺者、アサシン的な役割で、居合の達人。弟子と思しき少年に剣術を教える物語
弟子、市村鉄之助は斎藤一からすれば、鬱陶しい…けれど実は？
必ず一太刀でしゅぱっと斬る！そして名台詞？「人間は糞袋だ。」と。ちょっと汚い感じもしますが読めば納得！
恐ろしくて強くてかっこいいけど優しさと怯えを垣間見せる人間味のある斎藤一
(読んでも分からなかったという場合は単純に私の妄想だったということです！)
壬生義士伝 浅田次郎
臆病者で、家族大事な守銭奴で武士の恥とまで言われる吉村貫一郎。
家族の為に脱藩し、家族の元へ帰ろうと帰藩するが切腹を命じられてしまう。
そんな吉村貫一郎の、走馬灯？と周囲からみた貫一郎の、正義すぎて嫌な奴、だけどみんなの憧れかもしれない…？
怯えを見せれば士道不覚悟と斬られてしまう新選組にもこんな人がいたんだなあと切なくも温まるお話
一味違った新選組！
輪違屋糸里 浅田次郎
島原の遊女糸里から見た新選組副局長土方歳三。
芹沢が新選組に入ってから、同じ隊士によって暗殺されるまでの島原遊女と新選組隊士の物語。
表紙はホラーっぽいですが中身は普通の歴史小説です！
燃えよ剣 司馬遼太郎
新選組副長、土方歳三が主人公の物語。
イケメンで口説き上手、剣の腕も強い、頭も切れる！ほぼ完璧に見える主人公。
小さい頃からやんちゃで大きくなって「鬼の副長」と呼ばれる姿からは想像がつかないほど！
「武士道に生きる自分」を目指して最後まで江戸幕府の元で戦った姿は筋が通っていて泣けるほどにかっこいい！
子どもの頃の土方が見たいという方にはこの一冊。
最近映画も公開されたようですね♪
新選組血風録 司馬遼太郎
新選組の歴史の中で主だった事件をピックアップした短編集&群像劇
主軸は土方歳三と沖田総司で、それぞれの視点からの新選組、隊士の目線からの新選組という新たな一面を知ることができる。
新選組小説を一通り読んだ方の寄り道、一休憩におすすめ
新選組始末記・異聞・物語 子母澤寛
「新選組始末記」「新選組異聞」「新選組物語」の３冊
個人的に新選組ものの中で一番好きな作者さんです！
一番と言ってもいいほど新選組のことが重箱の隅をつつくような細かさで執筆されています！
描写も映像を見ているのかもって読書中に錯覚するくらいの文章力の極致。
物語と史実の中間のような所もあるので、少しだけ読みづらいかも…？
至誠の残滓 矢野 隆
新選組の解散したその後を描いた物語。
原田左之助、斎藤一、山崎烝の３人組が維新の裏を渡り歩く！
(原田と山崎は生き残っていたという設定で進みます)
明治政府の下で、仇の下で働くことになる３人。
３人のキャラが新選組の時のイメージそのままで、見ていて嬉しくなります。
ラストがスカッと爽快です！
今回はここまで、お読みくださりありがとうございました！
いかがでしたでしょうか？読んだことなかった、これやっぱり再読したい！というものが見つかりましたら幸いです。
今後も追加予定です。